PointⅠ-9 用語集用語集

用語集

アパート
一般に木造や軽量鉄骨造などで造られた耐火構造未満の建物のこと。

階数的には構造上の制限により低層住宅が多く、2階建て以下の場合が多い。
そのためエレベーターが付いていることは少ない。マンションと比べると家賃は安めでるため借りやすいというメリットはあるが、壁の薄い共同住宅であるため近隣住人とのトラブルも発生しやすい。
親子リレー返済
親子リレー返済とは、住宅ローンを親子で返済することをいいます。

ローンを申し込む際、子や孫などを後継者・連帯債務者とし、高齢などにより申込者本人の返済が難しくなったときに、子や孫が残りの住宅ローン債務を引き継いで返済していく方式です。
本人の年齢に関係なく、後継者の年齢にあわせて返済期間を設定することができるなどのメリットがあります。
管理形態
管理形態とはどのようにしてその物件を管理しているかを示すもの。
その方法としては以下のようなパターンがある。

・専門の会社が管理の全てを担当する「全部委託管理」
・管理の一部分を業者に委託、残りを住人や組合が行う「一部委託管理」
・管理会社を通さずに管理人が自ら管理を行う「自主管理」
繰り上げ返済
繰上返済とは、ローンの返済において毎回の決められた返済とは別に、まとまった金額を返済しローン残高を減らすことをいいます。

繰上返済には、ローン残高すべてを返済する全額繰上返済と、残高の一部を返済する一部繰上返済とがあります。
また、一部繰上返済には繰上返済(期間短縮型)と繰上返済(返済額軽減型)があります。
原状回復義務
原状回復義務とは、借主が故意または過失によって、室内を破損させたり汚したりした箇所を退去時に元通りにする義務のことを言います。

通常、貸主が費用のみ請求し、敷金が充当される。ただし、「経年劣化」・「通常損耗」と呼ばれる、借主がごく普通に生活する上でついた傷や汚れはこれに含まれず、貸主の負担となります。
住宅性能保証制度
住宅性能保証制度とは、財団法人住宅保証機構が任意で実施している住宅の品質や性能を保証する制度のことをいいます。

この制度は、法律に定められた瑕疵担保責任を、住宅供給者が適正かつ確実に履行することができるよう、国庫補助金による瑕疵保証円滑化基金や保険等によりバックアップしています。
宅地建物取引主任者
宅地建物取引主任者とは、宅地建物取引主任者資格試験に合格し、宅地建物取引主任者証の交付を受けた者のことです。

宅地建物取引主任者は物件の契約時、入居者に対して宅地建物取引主任者証を提示した上で、重要事項を説明し、重要事項説明書の内容確認、記名・押印を行います。
段階金利型固定
段階型固定金利とは、契約時に決められた金利が期間中変わらない固定金利型ローンのうち、11年目以降から金利が高くなるローンのことをいいます。11年目以降の金利も契約時に決定されます。
抵当権
債権を保全するために、債務者がその所有する不動産に設定する担保権のことです。
返済が出来なくなった場合に、これを任意売却や競売によって債権を回収します。
ユニバーサルデザイン
年齢や文化を超えた様々な人々が、安全に生活することが出来るよう設計されたデザインの総称です。

不動産においてはバリアフリーのように高齢者や障害者といった対象を限定したデザインではなく、老若男女を問わないあらゆる人が使いやすく安全に生活することができる設計デザインのことを指します。
具体的な内容としては手すり付きの設備構造、段差の少ない床といったものが挙げられます。
リノベーション
リフォームのさらに大掛かり版のことです。 修繕・修復を行うリフォームに対し、抜本的に改修工事を行うことで機能や目的を大幅に向上させる作業のことを指します。 建て替えることなく機能や性能、建物自体の価値を新築時のもの以上に向上させることができます。
特に耐震性・耐火性の向上といった安全面、電気・ガス・水道等のエネルギー効率の改善、IT化など時代に対応した機能を持たせるために行われます。 また建物の間取りも変更することが可能ため、それぞれのニーズを強く反映することが出来ます。
しかし、リフォームとは異なり金額も割高であったり、骨組みの耐久度が低いと行えないというデメリットもあります。